平山郁夫シルクロード美術館

山梨県北杜市を訪れる機会があり、少し時間ができたので「平山郁夫シルクロード美術館」へと足を延ばしました。ここは、日本画の巨匠・平山郁夫氏の妻であり、ご自身も画家である平山美知子さんが名誉館長を務める美術館です。

平山郁夫氏がシルクロードを幾度も旅し、数々の名作を残したことは広く知られています。館内のシルクロードコレクションはご夫妻が長年かけて収集・寄贈されたものだそうですが、驚いたのはその展示方法。なんと2〜3世紀頃の貴重な仏像が、ガラスケースもなしに展示されているのです。あまりに無造作に置かれているため最初はレプリカかと思いましたが、すべて本物とのこと。約1,800年も前に作られた作品の空気感に直接触れられる驚愕の企画展でした。

また、同時開催されていた平山美知子100歳記念「道はあとからついてくる」展では、100歳を迎えられる美知子さんの作品も鑑賞。お二人が共に歩んできた深い歴史が伝わってくる、温かい展示でした。

平山郁夫氏の大きな作品も展示され、圧倒的なスケール感で見応えがありました。

その中でも「神峰黄山雲海図」の静けさと壮大さが心に残りました。

10年ほど前、平山郁夫氏の故郷である瀬戸内海の生口島(広島県)にある「平山郁夫美術館」を訪れたことがあります。生まれ故郷の美術館で見る作品と、今回のシルクロードコレクションに囲まれた美術館で見る作品とでは、驚くほど印象が異なりました。それと同時に、平山氏が文化財保護活動にどれほど情熱を注いでいたかを深く知る機会にもなりました。

1時間くらいしか鑑賞時間を取れなかったので、次回は時間をかけて鑑賞したいと思います。

この企画展は、平山郁夫シルクロード美術館にて6月15日(月)まで開催されています。

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