空想旅行案内人 ジャン=ミッシェル・フォロン

東京駅にある東京ステーションギャラリーで開催されている「空想旅行案内人 ジャン=ミッシェル・フォロン」展に行って来ました。

ジャン=ミッシェル・フォロン(1934-2005)はベルギーのアーティストです。

マグリットの壁画に感銘を受けたフォロンは、1955年にパリ近郊に移住してドローイングに没頭します。アメリカの有力誌で注目されて表紙を飾ってからは、世界中で高い評価を得ました。この展覧会では初期のドローイング、水彩画、版画、ポスター、晩年の立体作品が展示されています。

色彩がとても美しく、ドローイングで描かれる線が活き活きとしているのが印象的でした。作品に登場する謎のリトル・ハット・マンが面白い。空想旅行の同行者という位置づけで、フォロン自身は「自分に似たある誰か」であると同時に「誰でもない」と言っています。本当に謎だらけです。

最も驚いたのは、見慣れているはずの東京駅構内にこのような美術館スペースがあったことです。この展覧会は9月23日(月)まで東京ステーションギャラリーで開催されています。

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