新春展 春のことほぎ

京都での仕事の少しの合間に樂美術館を訪ねました。堀川通を少し入った場所にあります。

子供の頃に茶道を学んでいた時期があり、以前から「樂茶碗」に関心がありました。

樂家は千家十職の一つで、450年に亘り一子相伝で茶陶の制作を続けています。千家十職は昨年11月にNHKスペシャルで特集されたので、ご覧になった方も多いのではないでしょうか。

展示室で名品の数々と向き合うと、そこには何ともいえない落ち着いた情趣があります。一つひとつの茶碗を拝見すると、作者は勿論のこと、茶碗を大事に扱ってきた人々の心が静かに示されているように感じます。四代 一入による「桐の絵黒樂茶碗」が特に印象に残りました。

茶道具には、単に鑑賞されるための美しさだけでなく、実際にお茶を点て、供される中で宿る手に馴染む感覚や、その場の空気をつくる佇まいがあるように感じます。

こちらの美術館では、予約制で実際に茶碗を掌に載せて鑑賞できる機会もあると伺いました。運良く予定が合えば、次の機会にはぜひ、自分の五感で確かめてみたいと思います。

この展覧会は4/19(日)まで樂美術館で開催されています。

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