
サントリーホールで行われた「ラファウ・ブレハッチ ピアノ・リサイタル」を鑑賞しました。
ブレハッチといえば、2005年のショパン国際ピアノ・コンクールでの優勝が今も語り継がれています。すべての特別賞(マズルカ賞・ポロネーズ賞・ソナタ賞・コンチェルト賞・聴衆賞)を独占し、圧倒的な実力で「2位が該当者なし」となったエピソードが有名です。
プログラムは下記の通りでした。
【前半】
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第14番 「月光」 嬰ハ短調 Op.27-2
シューベルト:4つの即興曲 D 899 Op.90
【後半】
ショパン:
舟歌 嬰ヘ長調 Op.60
バラード第3番 変イ長調 Op.47
3つのマズルカ Op.50
スケルツォ第3番 嬰ハ短調 Op.39
【アンコール】
ショパン:ワルツ第7番 Op.64-2
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第2番 Op.2-2 3楽章
ブレハッチのショパンのプレリュード・ポロネーズ・ソナタはCDでよく聴いていましたが、今回、ようやく生演奏を聴くことができました。音の響き・表現・技巧の総てにおいて卓越し、演奏前後の美しい所作と立ち居振る舞いが深く印象に残りました。
どれだけ実績のあるピアニストでも演奏中に多少の揺らぎや乱れはあるものですが、今日の演奏では全く感じませんでした。これほどまでに質の高い演奏を持続する集中力にも驚きました。それを実現させているのが、ぶれない盤石な姿勢にあるのでしょう。
最高の時間を過ごしました。 今もまだ、心地よい余韻の中にいます。


