クリスチャン・ツィメルマン ピアノ・リサイタル2025(2)

サントリーホール(神奈川)で行われた「クリスチャン・ツィメルマン ピアノ・リサイタル2025」を鑑賞しました。先月のミューザ川﨑シンフォニーホールでのリサイタルが本当に素晴らしく、もう一度どうしても聴きたかったので、何とか時間を捻り出しました。

演目は下記の通りでした。

【前半】
シューベルト:4つの即興曲 Op. 90 D 899
ドビュッシー:アラベスク 第1番
ドビュッシー:月の光(ベルガマスク組曲より)

【後半】
プレリュード & Co アーティスト・セレクション
1. スタトコフスキ:前奏曲 Op.37-1/J.S.バッハ:前奏曲 第1番 BMV 846R.
2. スクリャービン:前奏曲 Op.11-2
3. ラフマニノフ:前奏曲 Op.23-4
4. フランク:前奏曲(前奏曲、フーガと変奏曲 Op.18より)
5. ドビュッシー:ミンストレル(前奏曲 第1集 第12番)
6. ショパン:前奏曲 Op.28-4  
7. ショパン:前奏曲 Op.28-7 
8. スクリャービン:前奏曲 Op.11-8 
9. シューマン:ロマンス Op.28-2 
10. ガーシュウィン:前奏曲 第3番
11. ショパン:前奏曲 Op.28-14
12. バツェヴィチ:ソナタ第2番より 前奏曲とフーガ
13. ショパン:前奏曲 Op.28-11
14. ラフマニノフ:前奏曲 Op.32-12
15. カプースチン:前奏曲 Op.53-9
16. ラフマニノフ:前奏曲 Op.3-2「鐘」

プレリュード & Co アーティスト・セレクションでは、今回のシーズンで準備された63曲から編成されているようで、ミューザ川﨑シンフォニーホールとは異なる流れでした。

1曲目のスタトコフスキの前奏曲の余韻があるなか、プログラムにないバッハの「平均律クラヴィーア曲集 第1巻 プレリュード第1番 ハ長調」の響きが心に深く残りました。

クリスチャン・ツィメルマンのリサイタルは、自分がどんな曲を聴きたいかは関係ないようです。ツィメルマンが奏でる響きが全てで、未知のプログラムにこそ価値があります。

年内に東京オペラシティ コンサートホールでのリサイタルがまだ残っていますが、さすがに時間を取れないので、次の機会があることを楽しみにします。

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