04-メールマガジン

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誦句集「座右の銘」(2)

前回に続き、誦句集「座右の銘」の解説です。 心身を統一し、天地と一体となる事が我が修行の眼目である。 ここで初めて「心身を統一する」という言葉が出て来ました。 心身統一合氣道の「心身統一」で、心身統一とは「天地と一体である」ことを指します。...
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誦句集「座右の銘」

心身統一合氣道では、稽古の始めに全員で「誦句集(しょうくしゅう)」を唱和します。心身統一合氣道の創始者である藤平光一先生が、心身統一合氣道の重要な教えを22の項目にまとめたものです。その中でも最初の「座右の銘」は、心身統一合氣道を学ぶ者にと...
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Ki principles

心身統一合氣道の稽古は「氣」に基づいて行います。英語で指導する場合には、「Ki principles」と表現します。日本語に直訳すれば氣の原理ですが、この場合は「原理」というよりも、「働き」とした方が理解しやすいかもしれません。「Ki pr...
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相手の立場に立つ

先代の藤平光一先生はたいへんな酒豪でした。私は酒豪とは程遠いので、少量のお酒を美味しく頂きます。 「農口尚彦研究所」という石川県の日本酒があります。杜氏の農口尚彦さんは現在86歳。82歳で引退されましたが、2年間のブランクを経て、酒造りに復...
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滞りを持たない

東京大学先端科学技術研究センターの西成活裕教授は「渋滞学」という学問を確立したことで有名です。10年以上にわたって取り組んで来た研究内容をまとめた学問で、「渋滞学」という名称は、西成先生が独自に命名されたものです。現在では道路の渋滞に限らず...
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天地を相手に生きる

藤平光一先生は「天地を相手に生きる」ことを大切に説きました。 私たちは、自分自身の経験に基づき、様々な価値観を持っています。勿論、それは必要なものではありますが、自分の「物差し」なので、物差しそのものがズレてしまうと大変なことになります。 ...
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意識する、ということ

自分が自然にしていること、出来ていることを言葉にすることで、パフォーマンスが悪くなることがあります。それまで無意識で出来ていたことを「意識」することによって、同じように出来なくなってしまうのです。私はこれを7年前に経験しました。次世代の指導...
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角度を変えてみる

私は子どもの頃、12年ほどピアノに触れる機会がありました。藤平光一先生のお弟子さんにピアニストがいらして、直に教えて頂いていました。私には勿体ない先生で、不良生徒でしたが、そのときに教わったことが今になってようやく理解出来るようになってきま...
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洗心の行

「洗心の行」は寒中で水をかぶる行(ぎょう)です。元々は先代の藤平光一宗主が、新しい一年を迎えるタイミングで、生家である代官屋敷の堀に入っていたのが始まりです。それをみていた弟子が一人、また一人と「自分もやりたい」と増え、堀に入りきらなくなっ...
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心を決める

藤平光一宗主は私の師匠であり、父でもあります。ひとたび「師匠と弟子」という関係になると、「親と子」ではなくなり、「親父」や「お父さん」と呼ぶことは全くなくなります。振り返ってみると、親子関係であったことを懐かしくさえ感じます。親子時代のこと...