04-メールマガジン

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時と場所を超え、伝わる

人を見て法を説け。お釈迦様は仏法を説く際、その人に応じた方法で説法したと言われます。相手の性質や状況をよく理解した上で、その人に相応しいやり方で伝えることが大事ということです。心身統一合氣道の指導で私は多くの皆さんと関わっていますので、この...
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氣が出ている状態で行動する

心身統一合氣道の稽古において、最も大事にしている原則があります。これは人を導く上でのプロセスを示しています。  心身統一合氣道の五原則   一、氣が出ている  二、相手の心を知る  三、相手の氣を尊ぶ  四、相手の立場に立つ  五、率先窮行...
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会得と体得

心身統一合氣道の昇段審査は全国で実施し、私が立ち会っています。従来の栃木(年3回)、大阪(年2回)に加えて、今年からは仙台、長野、名古屋、広島、福岡などで実施しています。昇段審査を受験される皆さんは、大変な緊張感で臨んでいるようで、中には、...
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大事なことは入れておく

内弟子修行の頃の話。藤平光一先生から呼び出されて、大道場の控え室に向かいました。稽古直後のため、私は道着のままで駆けつけました。藤平光一先生はすっと立ち上がり、私の道着の胸元を軽く持って、私の顔をじっと見ながら、にっこりとこう言います。「儂...
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氣圧法の研究論文について

心身統一合氣道会は世界24カ国で、約3万人が稽古しています。アメリカ・オレゴン州に拠点をおく支部(Oregon Ki Society)では、心身統一合氣道の活動と共に、「氣圧法」の活動を精力的に行っています。氣圧法は心身統一合氣道に基づく健...
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良いところを見つける

ハワイでの講習会で、私が藤平光一先生のお供をしたときの話です。アメリカ人の青年が母親と一緒に見学していて、講習が終わった後に藤平光一先生にところに挨拶に来ました。お母様の話を聞けば、藤平光一先生が合氣道の普及のためハワイに長期滞在していた時...
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理解は氣で伝わる

大学受験のために、駿台予備学校に通っていた頃の話です。 秋山仁先生(現:東京理科大学特任副学長)の数学の授業がありました。この授業は無類に面白くて、受験のための勉強が好きでなかった私も、欠かさず出席していました。秋山先生の授業の特徴は、「な...
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呼吸を真似る

10年以上は前でしょうか。ものまねタレントの清水ミチコさんが、ある雑誌の書評ページで、藤平光一先生の著書『氣の呼吸法』を紹介していました。それがきっかけで、清水さんのライブ映像を見ることにしました。とても楽しいライブで、いちばん印象に残った...
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新鮮な感動

日本画家の小倉遊亀先生は105歳という長寿を全うされました。藤平光一先生に同行し、鎌倉にあるご自宅を訪問したことがあります。遊亀先生は、藤平光一先生の師匠の一人である小倉鉄樹先生の奥様で、藤平光一先生が鎌倉に参禅するたびにお世話になったそう...
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受身の意味

心身統一合氣道の稽古では、「受身(うけみ)」を大切にしています。 受身という言葉は、通常は「受身の態度」「受身に回る」のように使われて、「他から働きかけられる立場」といった受動的な意味、あるいは、「先に攻撃を受けて防ぐ立場になる」という守勢...