「開創1150年記念 醍醐寺 国宝展」に行って来ました。
醍醐寺は醍醐山の頂上にある上醍醐と、山麓の下醍醐があります。下醍醐は兵火によって五重塔を残してなくなりましたが、上醍醐には兵火が及びませんでした。今日、展覧会で数々の文化財を見ることができるのは、上醍醐と下醍醐という特殊な配置であったことが大きいようです。
実際に醍醐寺を訪れてみたくなりました。
明治維新には廃仏毀釈により、京都・奈良を中心とする多くの寺院は、財源を求めて仏像や什物の譲渡を余儀なくされ、海外への流出が盛んに行われました。その中で醍醐寺は、伝わる一切の宝物を一紙に至るまで流出させずに、この困難を乗り切ったのだそうです。
このように長年守り続けられてきた寺宝を見ることができました。
この展覧会は、大阪にある中之島美術館で8/25(日)まで開催されています。