日経ホール(東京)で行われた「ケマル・ゲキチ ピアノ・リサイタル」に行って来ました。
ケマル・ゲキチが演奏するリストの「超絶技巧練習曲」のCDの第8番「死霊の狩」に出会って、いつかは生演奏を聴きたいと思っていました。
これまで何度か公演中止になって断念しましたが、ようやく実現しました。
超絶技巧で注目されるケマル・ゲキチですが、比類なき豊かな表現のための手段に過ぎません。ショパンの舟歌(Op.60)とリストのハンガリー狂詩曲 第2番(S.244/2)が心に残りました。
コロナ禍になってからピアノ・リサイタルに行くのは久しぶりで、ずっとデジタルで音楽を聴いていましたが、生演奏に触れて素晴らしさを思い出しました。