トッパンホール(東京)で開催された「進藤実優ピアノリサイタル」に行って来ました。
進藤さんは2021年の第18回ショパンコンクールのセミファイナリストで、世界的に活躍しているピアニストです。ショパンコンクールの動画で知り、どうしても生で聴きたいと思っていました。
ベートーヴェンの三大ピアノソナタを主体としたプログラムでした。美しい音色と高い技巧を超えた先にあるとても豊かな音楽で、言葉にならない感動がありました。
アンコールはショパンのプレリュード「雨だれ(Op.28-15)」と「Op.28-17」、シューマンの「アベッグ変奏曲(Op.1)」でした。Op.28-17の最後で低音のA-flatが繰り返しが響くなか、美しく消えて行く旋律が深く心に残りました。
すでに活躍されている方ですが、これから最も飛躍するピアニストの一人になることでしょう。