毎日の睡眠なのに、知らないことばかり

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23日(木・祝)開催の「Kiフォーラム2023」のご案内です。

Kiフォーラムは、心身統一合氣道会の会員と指導者を対象としたイベントです。年に1回、ゲストスピーカーをお迎えして実施しています。

今回のゲストスピーカーは、順天堂大学大学院医学研究科 公衆衛生学講座 主任教授の谷川 武(たにがわ たけし)先生です。

テーマは「氣と睡眠」で、心身統一合氣道の内容に繋がっています。

毎日、氣の呼吸法を実践している私は、夜はぐっすり眠れています。そのため、自分は睡眠の問題とは無関係だと考えていました。

『心身統一合氣道会 会報』の特別対談で谷川先生のお話を初めてお聞きした際、衝撃を覚えました。

私が学生の頃は、お互いに「どれだけ寝ていないか」が自慢で、睡眠不足が努力と根性のバロメータでした。

しかし、実際のところは、毎日の睡眠不足は負債のように蓄積して、しかも寝溜めは効かないので一括返済もできません。つまり、慢性的な睡眠不足に陥ってしまうということです。

最悪なことは、慢性の睡眠不足は自覚しにくいところにあります。

ひと晩、徹夜をすれば翌日はすごく眠たく感じるものですが、慢性的な場合はそれがなく、問題が生じてから氣づくわけです。怪我している場所に痛みを感じない様なもので、これは恐ろしいことです。

さらにいえば、睡眠は「量」がないと「質」が得られないそうで、「睡眠時間が少なくても質が高ければ大丈夫」とはなりません。

この辺り、私はかなり甘く考えていたのです……。

睡眠はパフォーマンスの発揮に大きな影響を与えています。

睡眠時に無呼吸の状態があると、日中に突然の眠気に襲われるだけでなく、集中力を維持できずパフォーマンスが落ちることが様々な研究結果により分かってきています。

睡眠時無呼吸症候群は、睡眠中に何度も呼吸が止まってしまう病気です。医学的には10秒以上息が止まる状態を「無呼吸」と言い、平均で1時間に5回以上、睡眠中に無呼吸が見られる場合に診断されます。

肥満傾向のある中年以上の男性に多いイメージですが、性別に関係なく、細身の方であっても生じ、実はお子さんにも多いのだそうです。

いびきをかいて寝ていると、「ぐっすり寝ている」と思いますが、実はその反対で、よく眠れていないということです。十分な睡眠時間を取るだけでは、よく眠れていない可能性があります。

検査をして睡眠時無呼吸症候群と診断されても、改善の方法はあり、無呼吸を改善することでアスリートのパフォーマンスが向上したり、子供たちの成績が上がる事例は、枚挙にいとまがありません。

集中力がなくADHDと診断されたお子さんが、実はそうではなく、睡眠時の無呼吸から起きていた事例もたくさん報告されています。

毎日の睡眠なのに、本当に知らないことばかりです。

大企業では、社員のウェルネスの一環で「睡眠」に着目して、良質な睡眠が得られるようなサポートを始めています。世の中はいま、ようやく「睡眠」について取り組み始めています。

だからこそ今回、「Kiフォーラム」に谷川先生にご登壇頂きます。谷川先生のお話には、生活改善に繋がる大きなヒントがあります。氣と睡眠の関係についても、掘り下げていきたいと考えています。

ご自身やお子さんの健康のため、パフォーマンスの発揮のために、ぜひ「Kiフォーラム」に参加されませんか。

今回の参加形式では、「対面参加」と「オンライン参加」があります。

どちらも谷川先生と私とのトークセッションが含まれていますが、対面参加の場合、私が氣の体験講習をいたします。講習に参加することで、谷川先生のお話の理解が深まるはずです。

現時点ではまだマスク着用が必要のため、氣の呼吸法については、体験講習で実施することができません。その代わりに、事前にオンラインで予習動画を配信いたします

予習動画はオンライン参加の皆様もお届けいたします。オンデマンド視聴の場合は、イベント前のお申し込みだと予習動画をお届けします。

Kiフォーラムの参加対象は、心身統一合氣道会の会員と指導者です。ご参加を心よりお待ちしています。 

Kiフォーラム2023の詳細はこちらをご覧ください。

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