04-メールマガジン

04-メールマガジン

「氣を出す」とは何か(2)

私が指導者となってからの話です。藤平光一先生の内弟子修行が始まり、間もなく指導の現場を頂きました。20人ほどの皆さんが通う大人クラスでした。大学合氣道部で稽古の統率を取る経験はありましたが、氣の理解は足りず、指導技能も不十分で、人間性も未熟...
04-メールマガジン

「氣を出す」とは何か(1)

「氣を出す」とは何か。氣が滞ると、心を自在に使うことが出来なくなります。このとき、氣を出すことによって、氣の滞りが解消されます。氣を出すことによって、新たな氣が入ってくるからです。このことは、「渋滞」の持つ性質ととても良く似ていることが、新...
04-メールマガジン

誦句集「座右の銘」(3)

前回に続き、誦句集「座右の銘」の解説です。氣が通うために、もっとも重要なのは「氣を出す」ことです。氣を出すことで新たな氣が入って来て、氣が通うようになるのです。人間本来の状態に戻ることが出来ます。流れにおいては、「出せば入ってくる」という性...
04-メールマガジン

誦句集「座右の銘」(2)

前回に続き、誦句集「座右の銘」の解説です。心身を統一し、天地と一体となる事が我が修行の眼目である。ここで初めて「心身を統一する」という言葉が出て来ました。心身統一合氣道の「心身統一」で、心身統一とは「天地と一体である」ことを指します。しかし...
04-メールマガジン

誦句集「座右の銘」

心身統一合氣道では、稽古の始めに全員で「誦句集(しょうくしゅう)」を唱和します。心身統一合氣道の創始者である藤平光一先生が、心身統一合氣道の重要な教えを22の項目にまとめたものです。その中でも最初の「座右の銘」は、心身統一合氣道を学ぶ者にと...
04-メールマガジン

Ki principles

心身統一合氣道の稽古は「氣」に基づいて行います。英語で指導する場合には、「Ki principles」と表現します。日本語に直訳すれば氣の原理ですが、この場合は「原理」というよりも、「働き」とした方が理解しやすいかもしれません。「Ki pr...
04-メールマガジン

相手の立場に立つ

先代の藤平光一先生はたいへんな酒豪でした。私は酒豪とは程遠いので、少量のお酒を美味しく頂きます。「農口尚彦研究所」という石川県の日本酒があります。杜氏の農口尚彦さんは現在86歳。82歳で引退されましたが、2年間のブランクを経て、酒造りに復帰...
04-メールマガジン

滞りを持たない

東京大学先端科学技術研究センターの西成活裕教授は「渋滞学」という学問を確立したことで有名です。10年以上にわたって取り組んで来た研究内容をまとめた学問で、「渋滞学」という名称は、西成先生が独自に命名されたものです。現在では道路の渋滞に限らず...
04-メールマガジン

天地を相手に生きる

藤平光一先生は「天地を相手に生きる」ことを大切に説きました。私たちは、自分自身の経験に基づき、様々な価値観を持っています。勿論、それは必要なものではありますが、自分の「物差し」なので、物差しそのものがズレてしまうと大変なことになります。しか...
04-メールマガジン

意識する、ということ

自分が自然にしていること、出来ていることを言葉にすることで、パフォーマンスが悪くなることがあります。それまで無意識で出来ていたことを「意識」することによって、同じように出来なくなってしまうのです。私はこれを7年前に経験しました。次世代の指導...