04-メールマガジン

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練習と本番

練習したことを本番で発揮する。仕事でもスポーツでも、こう考える人が多いと思います。確かに、練習が不足して身体に入っていなければ発揮のしようがありません。しかし、本番が練習通りにならないことも少なくありません。一般的に「本番だと思って練習する...
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佇まい(たたずまい)

10月下旬に3日間、大阪で「ワールドキャンプ2024」を開催しました。ワールドキャンプは心身統一合氣道会のインターナショナルなイベントで、海外支部の指導者と会員が参加する講習です。コロナ禍で何年も開催できませんでしたが、ようやく実現できまし...
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氣をみる

BS-TBSで放送されている「吉田類の酒場放浪記」という番組があります。2003年に始まって21年間も続いている長寿番組で、イラストレーターで俳人の吉田類さんが各地の酒場を紹介します。日が高いうちに酒場近くの駅から歩き始め、酒場のある地域を...
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安定と固定

心身統一合氣道の技は、投げの姿勢が盤石であることが重要で、姿勢が乱れると全く通じません。相手を導き投げるには、自らが整っていることが大前提です。したがって、盤石な姿勢を身につけることが上達の近道であり、それには道場での稽古だけではなく、日常...
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間とは何か

日本語には「間(ま)」という言葉があります。的確に捉えれば「間が良い」、捉え誤れば「間が悪い」となります。「間に合う」「間が抜ける」「間が持てない」など、様々な表現もあります。「間」には大きく分けて物理的間隔、時間的間隔、心理的間隔がありま...
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触れる

インド出身の方と一緒に、お店でインドのカレーを頂く機会がありました。スプーンやフォークを使わずに、手を使って食事をしていました。インドの食文化では手を使って食べることが一般的だそうで、食材の質感や温度を手を通じて直に感じ取り、五感で味わうこ...
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身につくプロセス

日本語には「身につく」という言葉があります。知識や技術などが、真に自分のものとなることです。体得する、血肉になる、身体の一部になる、とも言い換えられます。身につくプロセスにおいて、上手くいくときもあれば、上手くいかないときもあります。そして...
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いったん空ける

藤平光一先生の内弟子時代、大事に教えられたのが「器の水」の話です。今から水を注ごうとしているのに、器の中にすでに水があるとしたら、それ以上は注ぐことができません。新たな水を注ぐには、既に入っている水をいったん空ける必要があります。この「いっ...
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力を抜く

心身統一合氣道の技の稽古で、最も重要なのが「力を抜く」ことです。しかし、力を抜くことは決して簡単ではありません。自分では力を抜いているつもりでも、実際には入っているからです。「力み」には、自覚できる力みと、自覚できない力みがあります。自分で...
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思い込み

今から20年くらい前のことです。心身統一合氣道を集中的に学びたいと、ドイツから来た青年がいました。数年間の滞在で、あるとき、彼が学んでいる書を披露してくれました。まるで書家のような美しい筆遣いで、感嘆した私はこう伝えました。「ドイツの方なの...