04-メールマガジン

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氣をみる

BS-TBSで放送されている「吉田類の酒場放浪記」という番組があります。2003年に始まって21年間も続いている長寿番組で、イラストレーターで俳人の吉田類さんが各地の酒場を紹介します。 日が高いうちに酒場近くの駅から歩き始め、酒場のある地域...
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安定と固定

心身統一合氣道の技は、投げの姿勢が盤石であることが重要で、姿勢が乱れると全く通じません。相手を導き投げるには、自らが整っていることが大前提です。したがって、盤石な姿勢を身につけることが上達の近道であり、それには道場での稽古だけではなく、日常...
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間とは何か

日本語には「間(ま)」という言葉があります。 的確に捉えれば「間が良い」、捉え誤れば「間が悪い」となります。「間に合う」「間が抜ける」「間が持てない」など、様々な表現もあります。 「間」には大きく分けて物理的間隔、時間的間隔、心理的間隔があ...
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触れる

インド出身の方と一緒に、お店でインドのカレーを頂く機会がありました。スプーンやフォークを使わずに、手を使って食事をしていました。 インドの食文化では手を使って食べることが一般的だそうで、食材の質感や温度を手を通じて直に感じ取り、五感で味わう...
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身につくプロセス

日本語には「身につく」という言葉があります。知識や技術などが、真に自分のものとなることです。体得する、血肉になる、身体の一部になる、とも言い換えられます。 身につくプロセスにおいて、上手くいくときもあれば、上手くいかないときもあります。そし...
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いったん空ける

藤平光一先生の内弟子時代、大事に教えられたのが「器の水」の話です。 今から水を注ごうとしているのに、器の中にすでに水があるとしたら、それ以上は注ぐことができません。新たな水を注ぐには、既に入っている水をいったん空ける必要があります。この「い...
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力を抜く

心身統一合氣道の技の稽古で、最も重要なのが「力を抜く」ことです。 しかし、力を抜くことは決して簡単ではありません。自分では力を抜いているつもりでも、実際には入っているからです。 「力み」には、自覚できる力みと、自覚できない力みがあります。 ...
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思い込み

今から20年くらい前のことです。心身統一合氣道を集中的に学びたいと、ドイツから来た青年がいました。 数年間の滞在で、あるとき、彼が学んでいる書を披露してくれました。まるで書家のような美しい筆遣いで、感嘆した私はこう伝えました。 「ドイツの方...
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学ぶ感度

新しく出版する書籍の企画で、自分の内弟子時代を振り返る機会がありました。私にとって、あの時間はいったい何であったのか。 通常は5年から10年かけてする内弟子修行を、私の場合は3年でした。 私は継承者を目指していたので本当に務まるか早期に見極...
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本氣だから伝わる

通常、仕事には相手が存在しているので「期限」があります。 チームワークにおいて期限は重要であり、一人でも「守らなくてもいい」という人がいると、全体の流れが停滞するだけでなく、安心して仕事を進めることができなくなります。 日本において「車道は...